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2012.02.02 Thursday  | - | - | - | 

宮部 みゆき『幻色江戸ごよみ』

幻色江戸ごよみ
幻色江戸ごよみ
宮部 みゆき
盆市で大工が拾った迷子の男の子。迷子札を頼りに家を訪ねると、父親は火事ですでに亡く、そこにいた子は母と共に行方知れずだが、迷子の子とは違うという…(「まひごのしるべ」)。不器量で大女のお信が、評判の美男子に見そめられた。その理由とは、あら恐ろしや…(「器量のぞみ」)。下町の人情と怪異を四季折々にたどる12編。切なく、心暖まる、ミヤベ・ワールドの新境地。

12編とは、なんて、お得な!と思ってしまう。
とても面白い。読み応えあり。
「こよみ」をテーマに描かれているから、ちょうど月の数の12編なんでしょうか…
切なかったり、ちょっと良い話だったり、ちょっと怖かったり…
どの話も良かったけど、最後の「紙吹雪」は、情景が目に浮かび、そして、とても切なくて、胸に残りました。

今年になって、今更のように、宮部さんの小説を読んでいるけど、何度も思うけど、もっと早くから読んでおけば良かった…。
2005.06.15 Wednesday 13:16 | comments(3) | trackbacks(0) | 本・・・時代小説 | 

宮部 みゆき『本所深川ふしぎ草紙』

本所深川ふしぎ草紙
本所深川ふしぎ草紙
宮部 みゆき
近江屋藤兵衛が殺された。下手人は藤兵衛と折り合いの悪かった娘のお美津だという噂が流れたが…。幼い頃お美津に受けた恩義を忘れず、ほのかな思いを抱き続けた職人がことの真相を探る「片葉の芦」。お嬢さんの恋愛成就の願掛けに丑三つ参りを命ぜられた奉公人の娘おりんの出会った怪異の顛末「送り提灯」など深川七不思議を題材に下町人情の世界を描く7編。宮部ワールド時代小説篇。

やっぱり、巧いですね〜
で、この小説では、「本所の七不思議」をモチーフにして書かれていますが、この「七不思議」の使い方が本当に巧い。唸っちゃった。
2005.06.08 Wednesday 08:21 | comments(0) | trackbacks(0) | 本・・・時代小説 | 

宮部 みゆき『あやし』

あやし
あやし
宮部 みゆき
その話が、どういうふうに終わるのか、おまえは、ちゃんと聞いたのか?

どうしたんだよ。震えてるじゃねえか。悪い夢でも見たのかい……。月夜の晩の本当に恐い恐い、江戸ふしぎ噺――。著者渾身の奇談小説。

9編からなる短編集。
どれも本当に面白かった。
とにかく、巧いし、本当に面白い〜
幽霊などのような霊的なものが登場する話だから、ただの怪談話のように思ってしまうけど、全然、そうではないんですね。
結局、一番怖いものは、人間である…ということが、実に、巧くまとめられているんですな〜
いや〜、楽しく読みました。
今まで、ほとんど、宮部みゆき作品を読んでこなかったことに後悔しちゃった。


2005.04.13 Wednesday 08:34 | comments(2) | trackbacks(0) | 本・・・時代小説 | 

宇江佐 真理『桜花を見た』

桜花を見た
桜花を見た
宇江佐 真理
著者の魅力が一冊に凝縮された豪華な作品集!
刺青判官遠山景元と落し胤との生涯一度の出会いを描いた表題作ほか、北齋の娘應爲、蠣崎波響など実在の人物に材をとった時代小説集

「桜花を見た」「別れ雲」「酔いもせず」「夷酋列像」「シクシピリカ」の5編が収められた短編集。
どれも良かったです。
「桜花は見た」は、まず、タイトルがいい。でも、桜花と言っても、普通の桜花ではないのですが。
ストーリーの先が見えてしまうのが、ちょっと残念といえば残念ですが、登場する女性(主人公が働く店のお嬢さん)が良いのと、読後がいいので、良かったです。
「別れ雲」は、切ない。というか、切ないを通り越して、私は、イライラしちゃった。
「酔いもせず」は、読み応えありました。面白かった。北斎の娘が主人公の話ですが、北斎についてや絵師や絵についてなどの様子が目に浮かぶようで、面白かったです。
「夷酋列像」「シクシピリカ」は蝦夷や松前藩を舞台にした話でした。
たくさんの資料を調べて書かれたんだろうな〜と思いつつ、読みました。
2005.04.12 Tuesday 10:16 | comments(0) | trackbacks(0) | 本・・・時代小説 | 

宇江佐 真理『おぅねぇすてぃ―明治浪漫』

おぅねぇすてぃ―明治浪漫
おぅねぇすてぃ―明治浪漫
宇江佐 真理
文明開花に沸く明治5年(1872)。突然の再会が若い男女の運命を揺るがした―英語通詞を目標に函館の商社で働く雨竜千吉。横浜で米国人の妻となっていたお順。幼なじみで、互いに淡い恋心を通わせていた二人が、しまいこんでいた気持ちを開くのに、時間はいらなかった。千吉が上京のたび逢瀬を重ねる二人。しかし、密会はあえなく露見した。やがて、お順は激昂する夫に対して離婚を懇願する。夫の答えは、離婚後、一年間は決して男性と交際しないよう監視を付けることだった。それとは知らぬ千吉は、お順の離婚の噂を聞くや…。新しい時代の潮流の中で、さまざまな葛藤に苛まれながらも真実の恋を貫こうとする、激しくも一途な男女を描く、著者初めての明治ロマン。

宇江佐さん唯一の明治物らしいです。明治という時代背景がよく描かれていると思いました。
最後はハッピーエンドだし、私には、読みやすかったです。
読み始めは、何だか、嫌だったんですけどね。たぶん、千吉という人物が苦手に思ったからかも。(他の方々の書評をさっき拝見したら、不器用だけど、好ましい生き方と評されていました。なるほどね〜)
千吉やお順の周囲にいる人物達は、とても魅力的な人物ばかりでした。モデルとなった人がいるのでしょうか?気になりました。
ちょっと苦手だと思った千吉をはじめとして、あの時代に英語をマスターしようとされた方々の熱心さには、感心しました。ずっと、英語の勉強をさぼっている私には、ちょっと苦笑いもしちゃいましたけど。
2005.03.22 Tuesday 12:18 | comments(2) | trackbacks(0) | 本・・・時代小説 | 

宇江佐 真理『深川恋物語』

深川恋物語
深川恋物語
宇江佐 真理
おけいは今日も下駄清の下駄で町を歩く。店の長男で今では行方も知れない、幼なじみの巳之吉の面影を追いながら…「下駄屋おけい」等、江戸・深川の水面に映る恋のいろいろ、男と女のせつない想い。第21回吉川英治文学新人賞受賞作。
一途な愛。儚い愛。江戸・深川の水面に映すせつなく揺れる六つの恋。

深川を舞台とした6つの恋物語。短篇。
どの話もそれぞれの味わいがあって、良かったです。
描写がすばらしいので、情景が目に浮かびます。
「凧、凧、揚がれ」での結婚祝いでの凧揚げのシーン、ラストの凧揚げのシーン。情景が浮かび、とても良かったです。
深川という舞台だからこそ、更に良いのでしょうね。
2005.02.26 Saturday 07:48 | comments(0) | trackbacks(0) | 本・・・時代小説 | 

宇江佐 真理『雷桜』

雷桜
雷桜
宇江佐 真理
運命の波に翻弄されながら愛に身を裂き、一途に生きた女性の感動の物語。

乳飲み子の頃に何者かにさらわれた庄屋の愛娘・遊(ゆう)。15年の時を経て、遊は、狼女となって帰還した――。数奇な運命を辿った女性の生涯を描く、傑作長編時代ロマン。

江戸から三日を要する山間の村で、生まれて間もない庄屋の一人娘、遊が雷雨の晩に何者かに掠われた。手がかりもつかめぬまま、一家は失意のうちに十数年を過ごす。その間、遊の二人の兄は逞しく育ち、遊の生存を頑なに信じている次兄の助次郎は江戸へ出、やがて五三卿清水家の中間として抱えられる。が、お使えする清水家の当主、斉道は心の病を抱え、屋敷の内外で狼藉を繰り返していた…。遊は”狼少女”として十五年ぶりに帰還するのだが―。運命の波に翻弄されながら、愛に身を裂き、凛として一途に生きた女性を描く、感動の時代劇編。解説・北上次郎

宇江佐作品を初めて読みました。桜が好きなこともあるけれど、何となく『雷桜』を読みたいな〜と思っていて、やっと読みました。
で、とても良かったです。「雷桜」という名が、実に巧い。(ことが、小説を読むとよく分かりました。)
そして、とにかく、映像にしたら、さぞやキレイだろうな〜と思えるシーンが多く、話も優しさと切なさに、涙が出そうでした。

面白くて、一気に読んでしまうストーリー。なんですが、ストーリーのリズムのバランスが、私は、ちょっと気になりました。間延びしすぎているかな〜と思ったら、話がいきなり畳み込まれた感じになったり…。ストーリーの強弱なんでしょうが、それが私には少しあわなかったかな…というより、私の理解力不足でしょうが…

あと、壮大なストーリーでとてもスゴイんだけど、ストーリーの先が見えてしまうのが多々あって、残念かな…。特に、ハラハラドキドキ感が必要なシーンは、先が見えてしまって、私には、ちょっと物足りなかったです…

でも、でも、良かった。
映像が浮かんでくるような描写、そして、それが本当に美しい。
他の宇江佐作品を読みたくなりました!
2005.02.22 Tuesday 10:27 | comments(4) | trackbacks(0) | 本・・・時代小説 | 
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