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2012.02.02 Thursday  | - | - | - | 

梨木 香歩『村田エフェンディ滞土録』

村田エフェンディ滞土録
村田エフェンディ滞土録
梨木 香歩
宗教とは。国とは。人間への深いまなざしが捉えた青春小説の新境地。

1899年、トルコ。遺跡発掘の留学生村田君の下宿には、英国の女主人、ギリシャ、ドイツの若者がいて熱い交流があった。宗教、民族、国家の根っこから人間を見つめ、その喜びと苦難を描いた新スタイルの青春小説。

『家守綺譚』とリンクする『村田エフェンディ滞土録』。
『家守綺譚』が良かったので、こちらも期待をして、読みました。
そして、やはり、良かった。

留学生の村田が下宿する国も信仰も違う人達の交流や考古学の話など、淡々としつつ、どこか楽しげに描かれいます。
そして、100年前のトルコの様子には、市場の喧噪や埃などが目に浮かびそうでした。
この穏やかな下宿生活の中では、やはり、宗教や国ついての考え方に違いがあり、すれ違いも見られるます。しかし、それらを越えた結びつきがあるんですな〜。それが、甘ったるい感じではなく、描かれています。
また、説明のつかない不思議な出来事も、この小説の世界を更に引き立ててていると同時に、どんなに宗教観などを難しく語るより、いい効果をあげているように思えました。

途中から、世界情勢が悪い方向へ進んで行きます。
日本に帰国していた村田は、悲しい知らせを受け取ります。

この小説のポイントと言えば、オウムでしょう。
小説の最初から登場し、時には、村田たちを困らせ、時には笑わせていたオウムがラストにも、いい味を出しています。
読み終えた後、胸にジーンとくるものがある小説でした。
2005.06.04 Saturday 11:23 | comments(2) | trackbacks(4) | 本・・・小説 | 

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2012.02.02 Thursday 11:23 | - | - | - | 
Roko (2005/06/07 8:26 AM)
よっしーさん☆TBありがとうございます。
最初はよく分からなかった人達も、いつかは理解し合えるってことを感じました。
人も、動物も、鳥も、もののけも、すべてが仲良く共存できる世界っていいなぁと思うのです。
よっしー (2005/06/08 7:43 AM)
Rokoさん、こんにちは。
Rokoさんに教えて頂いたおかげで、読むことが出来ました。
ありがとうございます。
とても良かったですぅ〜
ホント、人も動物も、もののけも、すべてが共存できている世界って、いいな〜と思いますね。









村田エフェンディ滞土録
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